塾講師が明かす,小学生の塾選び!比較すべきポイントは?

2018年11月01日

はじめまして。創研学院 自由が丘校で講師をしている北藤です。

 

皆さん,小学生から中学受験の塾選びをするときに,何と何を比較して,その判断基準を何にすれば良いのか,イマイチ分かりませんよね。

勉強法も受験する私立・国立中学によってかなり違ってきます。

 

今回は,現役塾講師がこれまでの経験を踏まえ,タイプごとにお勧めの塾のスタイルをご紹介していきたいと思います。

基準1:合格実績を見る!

何と言っても,もっとも分かりやすいのが「合格実績」です。

 

なぜなら,その塾が,どんなプロセスであれ,最終的にどういった中学校に合格を出したのかによって,その塾の(または同じブランドの中であれば,その校舎の)「先生の力量」や「指導方針」がある程度把握できるからです。

 

塾としては,合格実績は1年間の営業活動のアウトプットなので,ここにこだわるのは当然ですよね。

 

保護者としては,「御三家」などの最難関中学,高偏差値の学校にどれだけ合格させているか,が気になるところだとは思いますが,それ以上に大切なのは,それを継続できているかどうかです。

 

また,中学受験の場合,一人で複数の学校を受験していくことがほとんどなので,一人の優秀な受験生が有名私立に何校も合格してきて,実績数をかせぐことはよくあります

 

したがって,合格者数も冷静に見ていくべきです。

 

最近では,偏差値よりもその中身を重視していく傾向が強くなってきたため,保護者やお子様が「この学校が良い!」と決めうちしているケースも少なくありません

 

その場合は,目標とする私立中学への合格実績をコンスタントに出しているのか,という点も抑えておくべきです。

 

毎年コンスタントに合格者を送り出すためには,その学校の入試傾向や特色,そして何を優先して勉強すれば良いのかを,塾側が理解していなければいけません。

 

目標中学に対して,「○年連続 △△中学 □名合格!」などの実績は,心強い判断材料となるでしょう。

 

基準2:塾の使い方

中学受験は親の受験,とよく言われますが,実は保護者の方の塾に対するスタンスが全く異なるのが実情です。

スタンス1:保護者である自分が判断したい!

受験に必要な技能や知識は塾で,そして宿題や演習,そして分からない問題の質問対応などは家庭で,ときちんと役割分担をしたいという保護者の方です。

 

自宅で宿題を見てあげる余裕があったり,一緒に受験を乗り越える達成感を味わいたいというのであれば,大人数,多クラスを抱える大手塾がお勧めです。

 

なぜなら,大手塾の場合,そこまで一人ひとりに細かく目を光らせるということが困難なため,必然的にそういうスタイルになるからです。
塾側からの過干渉を敬遠したい方はお勧めですね。

 

スタンス2:塾に全て任せたい!!

受験に必要な技能や知識の他,宿題管理やモチベーション管理など,何から何まで塾に任せたい保護者の方です。

 

中学受験の世界はよく分からないし,仕事をしている以上そこまで付きっ切りになって勉強を見てあげられないので,できれば細かいところは全部プロに任せたいというのであれば,めんどうみを謳い,一人ひとりをきめ細かく見ていくスタイルの塾がお勧めです。

 

なぜなら,大手塾と違い,一人ひとりへの手厚さや細かさで差別化を図っているため,よりお子様一人ひとりに寄り添う形になるからです。

 

 

中・小規模の塾を選ぶ際は,塾説明会や体験授業に参加し,先生の力量や知識,きちんとした指導方針があるか,最後まで寄り添ってみてくれるか,を保護者目線で確認することが大切です。

 

 

基準3:集団授業,個別指導のメリット・デメリット

中学受験はその性質上,中学レベル,高校レベルの内容の問題に取り組まざるを得ないケースも多々あります。

 

ですから,個別指導でがっちり見てほしい,寄り添って分からないところを一つ一つ丁寧に教えてほしい,と考えてしまいがちですが,個別指導と集団授業での違いはどういったところにあるのでしょうか。

 

まずは個別指導のメリットですが,「いつでも先生に質問できる」「先生に質問しながら自分のペースで勉強できる」が挙げられます。

 

集団授業の場合だと,授業中に速くてついていけないことがあって,その場ですぐに手を挙げて質問できればいいのですが,気が弱いお子様だと質問できずにそのまま帰ってきてしまうことも多く,そういったケースによくなってしまう場合はとても魅力的なシステムです。

 

ただデメリットがないかと言えば,そうではありません。

 

中学受験は,やはり指導力や経験がモノを言う世界です。

全受験生に対して,経験豊富な先生が個別指導であてがわれるか,といえばそれは確実にNOです

 

もちろん個別指導を専門にされているプロ講師の方も数多くいらっしゃいますが,それでも絶対数は足りないため,その先生を希望しても適わないか,適ったとしても非常に高額な授業料となることが多いです。

 

絶対数不足は,学生などのアルバイトの講師で補わざるを得ませんので,経験豊富とはほど遠く,またただ質問に応えて終わり,必要な対策や今後のアドバイス等は手薄になりがちですので,費用に対する効果が見込めないことも多くなります。

また周りに競争相手や仲間が見えないことも,自分の立ち位置を分かりにくくしてしまうため,講師の力量次第となってしまう感じは否めません。

 

集団授業のメリットは,個別指導とは逆で,仲間や競争相手がいるから,多少くじけそうなことがあっても,お互いに励ましあって乗り越えられることです。

 

一緒にがんばっている仲間の存在は,保護者が考えている以上に大きく,受験をやめたい,と落ち込んでしまったときに同じ受験生の6年生が声をかけてくれたことで何とか乗り越えられた,といったケースは非常に多くあります。

 

また周りの受験生が見えているので,自分がこのままでいいのか,それとももっと努力しなければまずいのか,をお子様本人が自覚しやすいこともメリットのひとつです。

 

カリキュラムも塾ごとに決められているため,強制的に授業やテストの流れに乗らざるを得なく,少ない時間の中で効率的に学習する姿勢が身につくのも良い点です。

 

塾内ランキングで名前が載った場合なども,非常に強いモチベーションを感じられるチャンスですね。

 

デメリットとしては,塾によっては授業後の質問教室などもないため,先生が一人ひとり個別に見てくれる,といった回りこみがないことが挙げられます。

集団授業の塾を検討する際は,授業後のフォローや,自習室の活用で,例え授業中に分からない事があったとしても,それを解消してもらえるシステムが整っているかどうかをよく見ていく必要があります。

 

これから中学受験に挑戦しようとお考えのお子様にとってももちろんですが,保護者の方にとっても,塾選びが成否を分けるといっても過言ではないくらい重要です。

 

もちろんお子様と先生や塾の雰囲気との相性など,入塾してみなければ分からない事もある中での決断はなかなか勇気がいると思います。

 

合わなければ転塾すればよいという考え方もありますが,学年や時期によってカリキュラムのギャップも生まれますし,できれば一度決めたら合格までは通い続けたいところですよね。

 

今回は中学受験の塾選びについて3点書かせていただきました。

ご参考になれば幸いです。

 

 

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