
貯金箱といえば、ブタの形をした貯金箱を連想される方も多いのではないでしょうか。
今ではどこにでも売ってある「ブタの貯金箱」ですが、どうしてブタの形が多いのでしょうか?
その理由については、いろいろな説があるそうですが、今日はその中の1つをご紹介します!
ブタの形の貯金箱が多いわけ
はじめてブタの形の貯金箱を作ったのは18世紀のイギリス人の方だそうですよ。
そんなに前だったんですね。
当時は、金属はとても貴重で家庭用品には使われていなかったそうです。
その代わりに、「ピッグ」と呼ばれる粒子の細かいオレンジの色をした粘土だったそうです。
この粘土でお皿やカップ、ポットなどの家庭用品が作られ、その陶器も「ピッグ」と呼ばれていたんだとか。
当時の人々は、そのピッグのポットや水差しに小銭を貯えていたそうです。
まさに貯金箱ですね。
いずれ、ピッグ製の陶器は使われなくなったそうですが、お金を貯めるための入れ物という意味の「ピッグジャー」という言葉は残ったそうです。
そして、18世紀のイギリスでこの「ピッグ」という言葉を「ブタ」と勘違いする人が現れて、ブタの形の貯金箱が生まれたそうです。
今となってはそれがイギリスだけでなく、全世界に広がり人気を集めたというわけです。
今では当たり前のように存在しているものでも、ちょっとした勘違いから生まれたっていうこと、意外にも少なくないですよね。